リハビリテーション科
トピックス
◆ 2019年3月から、短時間通所リハビリテーションを開設しました。
パーキンソン病に特化した治療法であるLSVT BIG認定療法士に2名が合格しており、専門的なリハビリを提供することができます。(令和3年4月現在)
◆ 言語聴覚療法を開設しました。


   LSVT BIGの詳しい説明は、こちらをクリックしてください。

リハビリテーション科について

 当院のリハビリテーション科(理学療法士10名・作業療法士10名・言語聴覚士1名)では、外来通院または入院にて積極的な支援が必要な方から、長期的な支援を必要とする方まで、途切れることなく継続したリハビリテーションを提供しています。同じ障がいであっても、患者さんによってはお困りの内容やその範囲がそれぞれ違っております。「自分らしく生きる力」が最大限に発揮できるように、障がいの改善を図るだけでなく、より充実した生活が送れるよう、一人ひとりに応じた治療プログラムを作成します。
 現在、脳神経内科(パーキンソン病・脊髄小脳変性症などの神経難病)の診療を充実させています。また近郊の急性期病院や地域の診療所と連携を図り、地域住民の健康や生活の支援にも取り組んでいます。



■リハビリテーション対象疾患
○脳梗塞や脳出血、頭部外傷、パーキンソン病などの脳血管疾患
○脊髄損傷や老化による脊髄の疾患
○膝・肩・腰などの関節の痛みやしびれ、変形
○大腿骨、骨盤、脊椎、股関節、膝関節の骨折、
 または手術後などの整形外科疾患
○閉じこもりや運動不足などによる筋力低下(廃用症候群)
○筋萎縮性側索硬化症、脊髄小脳変性症など、様々な神経難病
○慢性呼吸不全など


外来リハビリ利用時間

月曜日〜土曜日(休日、年末年始の休みは除く)
午前9時〜12時15分
午後1時30分〜4時30分

利用時間帯にリハビリが終了できるように来院されてください。
※リハビリテーション(理学療法、作業療法)を希望される方は、医師の処方が必要となります。
 詳しくは、医師にご相談下さい。

各種療法について

■理学療法とは
 患者さんがその人らしい生活の支援するため、患者さんの状態に合わせて「運動療法」「物理療法」「装具療法」を実施します。また、在宅生活の様子を評価し、必要に応じて福祉用具の案内なども行っております。
■IVES(随意運動介助型電気刺激装置)
運動麻痺に対しての治癒・手術後に生じる筋力低下改善などに期待できます。

■インテレクトモバイル(超音波治療器)
血流の改善を行い循環不全による疼痛緩和・炎症の治癒力の向上・浮腫の軽減が期待できます。

■エルケイヌW(牽引器)
神経根や椎間板の炎症を鎮静化させ、疼痛・神経痛の緩和が期待できます。


■作業療法とは
 作業活動を用いて治療や援助を行うリハビリテーションを作業療法といいます。お一人ひとりの患者さんの状態に合わせて、個別のリハビリテーションを行っています。 作業療法士による徒手的な治療や、日常生活動作や家事動作訓練、手工芸、学習療法など、様々な活動を治療に用いています。



■言語聴覚療法とは
 ことばを理解すること・表現することが困難な方、食べる・飲むことが困難な方への治療・サポートを行います。コミュニケーションに不自由さがある方にも、ジェスチャーや、絵カード、筆談などその方にあったコミュニケーション手法を用いることで意思疎通をしやすくし、自分らしい生活ができるよう支援します。また、患者さんや家族の「少しでも食べたい」という思いを、様々な専門的手技や方法で支援していきます。

AED(自動体外式除細動器)を設置しています。

 AEDとは自動体外式除細動器のことを言います。 心停止には、電気ショックの適応となる「心室細動」と呼ばれる心臓がこまかくふるえることによって、血液を送り出せなくなる不整脈によるものと、適応でないものとがあります。心臓の状態をAEDが判断して、自動的に電気ショックが必要かどうかを教えてくれます。電気ショックをすることで、心室細動を止めて正しい心臓のリズムに戻します。